スイーツセラピー from 関西

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スイーツ&シェフとの会話が笑顔の秘密!
松本由紀子さん
シェフインタビュー 「パティスリー・エス」 中元修平シェフ
今回は「パティスリー・エス」の中元修平シェフにインタビューをさせていただきました。
関西にムースを定着させたいと願う中元シェフ。
そんな究極まで口溶けなめらかなムースの美味しさはもちろんのこと、
しっかりと焼きこまれた焼き菓子の味わい深い美味しさも秀逸です。
京都に現れた新進気鋭の新星・・・今後の進化から目が離せません!
Patisserie.S公式HPはこちら(PCのみ)
「パティスリー・エス」 中元修平シェフ
■中元修平シェフ プロフィール
1978年、東京都浅草生まれ。
小学校時代より大阪府各地にて過ごす。
関西福祉大学を卒業後、飲食に携わる仕事を求め兵庫県内の
レストラン、カフェなどでサービスや菓子作りを学ぶ。
25歳より約1年間、東京のパティスリーにて修業を積む。
その後大阪・奈良のパン屋にてパン作りの技術も習得。
28歳より約2年半、ハイアットリージェンシー京都 ペストリー部へ。
その後、神戸のブラッスリーなどでの仕事を経て
2009年2月、京都・烏丸に「Patisserie.S」をオープン。
Patisserie.S 外観
■パティシエになったきっかけ
小学生の頃、友達のお母さんがお菓子作りが好きな方で、その子の家に
行く度に出してくれた“リンゴのコンポート”に感動したのが最初です。
自分の母は、特にお菓子作りが好きというわけではなかったんですが
カトルカールをよく作ってくれました。
バターと砂糖を混ぜ合わせたものをなめるのが好きで(笑)
焼きあがると甘い香りに包まれるのも大好きで…スイーツに目覚めました!
でもその頃は自分で作ろうという気は全くなく、食べるのが好きなだけな子供でした。
早く自立したかったので、高校時代に某スイーツ関係のお店で
バイトを始めました。
その頃から漠然と甘いものに携わる仕事をしたいなぁ…と思い始めていました。
進学にあたって、大学に行こうか製菓orコンピューターの専門学校に
行こうかと三択で悩みました。
でも将来的に、どれが一番戻れない道かと考えた結果、
大学にはもう二度と行けないだろうと考え、食物に関する勉強のできる
関西福祉大学に進学し、衛生学・栄養学を専攻しました。
ちょうど大学時代にカフェブームが到来し、「cafe-sweets」が創刊になったんです。
それ以来今でもずっと買い続けているんですよ。
色々なものを食べるからこそ、本当の意味でものの良し悪しが分かる。
高い安いというのは人それぞれの判断だと考えていたので、
大学時代は、焼き肉屋(ダイニング風の)でバイトをしました。
そのお店では牛を一頭丸ごとさばいていたので、とてもいい勉強になりました。
またアイスクリームのメニューも豊富で、甘いもの好きということもあって
私がデザートメニューを任されていました。
そこで、任される以上は勉強しないといけない!と思い本を買いあさっていたんですが、
その時偶然に出会った一冊が「素材より素材らしく」なんです。
表紙のアンブロワジーの写真に魅かれて手に取ったんですが、
なんでこんなにも綺麗なんだろう・・・と凄く感動したのを今でも覚えています。
当時はまだケーキというものを全然知らなかったのに、
世の中にはこんなにも美しいケーキがあるのか・・・
と今までに見たことのない世界に感動し、大きな衝撃を受けたんです!
その本の中は今まで見たことのない、新しい世界に満ち溢れていました。
そして自分もいつかこの世界に入りたい・・・と夢見始めるようになりました。
その頃の私は本を読むのが好きで、勉強をするのが好きで、
頭でっかちな人間になっていたんです。
製菓の専門学校に行っていない分、本を読み、学ぶことで
人にはない知識を増やそうとしていたんですね。
でもそうして学んでいくうちに、次第に自分はケーキを作りたいんだ!
と思い始め、ちょうどBSE問題などがあって焼き肉が下火になってきたこともあり、
お店を辞める決心をしました。
Patisserie.S 内観
でも辞めたからといって、お菓子屋さんに伝手があったわけでもなく、
当時「cafe-sweets」などの雑誌でよく取り上げられていた
「パティスリー トゥーストゥース」(神戸)に面接を申し込みました。
今思えば何の経験もなく、製菓学校を出ている訳でもないのに
よく行けたなぁ。。。と自分でも思うんですが(笑)
その時に面接をしてくださったのが、同じグループ内の
「レストランオルフェ」(神戸)の支配人である三木氏でした。
ちょうどその頃「オルフェ」では、きちんとしたサービスのできる人間を探していて、
グランメゾンなのであまり若い人に任せることもできないという理由で、
私に白羽の矢が立ったんです。
でも私は製菓希望だったので、1年間限定ならばという約束で
働かせていただくことになりました。
その間はフレンチにどっぷりとはまった1年間で・・・
紹介してもらったレストランやパティスリーを巡ったり、
最後の方は「トゥーストゥース」のラボに入らせてもらったりと
色々な意味で知識を深めることができました。
1年が経過して、約束通り製菓へということで、垂水のアウトレット内にある
「トゥーストゥース パラダイスキッチン」に配属になりました。
ここで初めて本格的にケーキやパン作りに携わることになったわけです。
でもこの当時の私は、凄く頭でっかちで生意気だったと思います(笑)
食べるよりも何よりも知識を入れなければ先がない!と考えていたので
とりあえず片っ端から本を買って、読み込んでいました。
また通信教育もやってみて、こんなものか・・・と自分を安心させたりもしていました。
だから、もう知識は十二分にあると自負していたので、
実践でなぜこうなるのかということを教えてほしかったんです。
でも残念ながら、ここは自分の求めている世界ではありませんでした。
そこで、もっと深く深くお菓子の世界に精通したい・・・と
東京までお菓子の食べ歩きに行くようになったんです。








